第1回展出展建築家紹介 <作品>ボタンで本展覧会の出品作品を見ることができます。
オーストリア/pool Architektur
プール・アーキテクトゥーア
クフィストフ・ラマーフーバー、アクセル・リネマイヤー、フフォーリアン・ヴァルネーファー、エヴェリン・ヴルスターの4人は、1989年から協働を開始、1998年にプール・アーキテクトゥーアを設立した。
いずれも30代で、その活動は家具デザインから都市計画にわたり、実作、研究、出版、WWWといった多様なメディアを通して発信する。
<作品>
ベルギー/Stephane Beel Architects
ステファン・ビール
1955年ベルギー、コルトレーク生まれ。1980年、ゲント、ホーガー建築学院で建築を修める。
現代の実際的な潮流をふまえながらも、そこにある環境と生活への沈思の結果ともいえる建築・著作を生みだしている。
既にヨーロッパで多くが語られ、数々の受賞をしてきた彼には、もはや若手という形容はあたらないのかもしれない。
<作品>
デンマーク/Carsten E. Holgaard
カーステン・E・ホールゴー
1968年コペンハーゲン生まれ。1997年デンマーク王立芸術大学修了。
若くして大学で教鞭をとりながら、コンペティションで実作を獲得するなど気鋭の建築家。スカンジナビアの伝統のエッセンスを抽出し現代的なコンテクストへと転写する試みを、他分野のアーティストたちと協働しながら行っている。
<作品>
フィンランド/Architectural Office Casagrande & Rintala
カサグランデ&リンタラ建築事務所
マルコ・カサグランデとサミ・リンターラの2人により1998年事務所設立。
2000年ベニス・ビエンナーレでも大きな話題を呼んだ彼らの活動は、建築の領域を越え、まさに劇場的に展開する。自らプロジェクトを施工し、建設界でのゲリラ戦を表明する彼らの作品は、同時に極めて物語的な魅力で多くの人々を虜にする。
<作品>
フランス/Peripheriques
ペリフェリック
ペイヤード+ジュモー、マリン+トロッタン というふたつのスタジオからなるグループ。
組織というより、むしろプログラムと呼ぶべきかもしれない。今回の出展作ともなる、MVRDVとの協同によるブランリー河岸の美術館コンペ案は、設計のメカニズムを問い直し、コラボレーションとインタラクションのプロセス自体を建築化する。
<作品>
ドイツ/sauerbruch hutton architects
ザウアーブルッフ・ハットン アーキテクツ
マティアス・ザウアーブルッフ(1955年生まれ)とルイーザ・ハットン(1957年生まれ)は、AAスクール修了後建築活動を開始、1993年にベルリンに事務所を開設した。
壁崩壊後初の設計競技となったGSW本社ビルには、脱工業化社会の研究に裏付けられたエコロジカルな技術の応用と、色彩・素材・テクスチャーを豊富に用いたデザインが共存している。
<作品>
ギリシャ/Pantelis Nicolacopoulos
パンテリス・ニコラコプロス
1954年アテネ生まれ。1977年プラット・インスティチュート卒業。1978年コロンビア大学修了。
実にギリシャはヨーロッパの何処よりもモダニズムが席巻した地であった。ギリシャ・モダニズムのヴァナキュラーな様相に、極めて正統に立ち向かう彼の建築家としての姿勢が、今回の出展作となる「キウルカの家」に見ることができる。
<作品>
アイルランド/Tom de Paor
トム・ドゥ・プェアー
1967年ロンドン生まれ。1991年ダブリン・ユニバーシティ・カレッジ卒業。
国内の建築賞を席巻しながら、アーティストとして近年、世界各国の展覧会に参加、プロジェクトに関わる。本展は彼の作品を日本で見る初めての機会となるだろう。出展作は、アイルランドからベニスに送られた泥炭である。
<作品>
イタリア/Stefano Boeri
ステファノ・ボエリ
1956年ミラノ生まれ。建築家・都市計画家であり、ミラノ工科大学、ジェノバ大学で教鞭をとる新世代の都市論客。
ミラノを始め、ヨーロッパ各地に発生する新しい都市ランドスケープの研究で注目を浴びる。現在トスカーナ地方に建設中の地熱発電所計画が今回の出展作となる。
<作品>
リュクセンブルグ/Nico Steinmetz & Arnaud
De Meyer Architects
ニコ・シュタインメッツ&アルノー・ドゥ・マイヤー アーキテクツ
1963年ニューヨーク生まれのスタインメッツと1972年ブリュッセル生まれのド・メイヤーは、共にブリュッセルのISA St Luc とISURUで建築・都市計画を学ぶ。1989年リュクセンブルグに事務所設立。打ち棄てられた19世紀の温泉の改築を中心とした1haに及ぶ建築とランドスケープのプロジェクトは、彼らの"環境の風をつかむ"アプローチを体現する。
<作品>
オランダ/John Kormeling
ジョン・クルメリング
1951年アムステルダム生まれ。1981年エイントホーフェン工科大学修了。
現代建築の焦点をなすオランダにあって、異端とも言えるアプローチによる彼のプロジェクトはボーダレスに展開し、文明社会への鋭利な視点をあらわすと共に、独特な明るさを合わせもつ。今回の出展作は、ロッテルダム埠頭にある税関屋上に建設された「100%アート」の作品。
<作品>
ポルトガル/Paulo Providencia
パウロ・プロヴィデンシア
1962年コインブラに生まれる。1988年に古い村落の再生に関する論文で学位を取得。1991年からコインブラ建築学校で教鞭をとる。
今回展示されるプロジェクトは、スチール足場と合板の箱からなる仮設構造物「奇蹟の箱」。魚市場を改装したギャラリーに設置されたこの構造物は、昨年ポルトで行われた都市再生委員会の展示会場となった。
<作品>
スペイン/Mansilla + Tunon Architects
マンシーリャ・イ・トゥニョン アーキテクツ
ルイス・モレノ・マンシーリャは1959年、エミリオ・トゥニョン・アルヴァレスは1958年に、マドリードで生まれた。
1982年に共にマドリード建築大学を卒業し、1988年にマンシーリャ&トゥニョン設立。既に国際的に紹介され、評論活動も重ねてきた彼らにとって、カステリョン美術館は新たな代表作となるであろう。
<作品>
スウェーデン/Gert Wingardh(Wingardh Arkitektkontor)
イェート・ヴィーンゴード(ヴィンゴード建築事務所)
1951年スウェーデン、ショーヴデに生まれる。1975年イェーテボリィのシャルマーズ工科大学を卒業し、1977年に事務所を設立。
ヨーロッパで最も高い超高層となるスカンジナビア・タワーも手がける彼の出展プロジェクトは、数種類のビオトープとエコシステムを再現する科学センター、ユニヴェルセウムである。
<作品>
英国/Caruso St. John
カルーソ・セント・ジョン
1962年カナダ、モントリオール生まれのアダム・カルーソと1959年イギリス生まれのピーター・セント・ジョンは1990年に協同で事務所を設立した。
現代美術を参照しつつ、建築と都市構造の事実性に重きをおく彼らの態度は、数々のコンペの勝利というかたちで認められ、実現しつつある。
<作品>
日本/青木 淳
あおき じゅん
1956年神奈川県生まれ。1982年東京大学大学院修士課程修了。1991年青木淳建築計画事務所設立。
1999年「潟博物館」で日本建築学会賞受賞。国内の建築史上に残る多数の建築家が参加し、話題をさらった昨年の設計競技から1年をへて、青森県立美術館の実施へと展開する設計の現在が紹介される。
<作品>
日本/遠藤秀平
えんどう しゅうへい
1960年滋賀県生まれ。1986年京都市立芸術大学大学院修士課程修了。1988年遠藤秀平建築研究所設立。
壁/床の連続体により多様な建築空間を生みだす彼の手法の独創性は、新世紀の建築のありかたを模索した2000年ベニス建築ビエンナーレでの受賞をへて、国際的にも評価されつつある。
<作品>
日本/岸 和郎+K.Associates/Architects
きし わろう
1950年神奈川県生まれ。1978年京都大学大学院修士課程修了。1981年岸和郎建築設計事務所設立。
1993年K・ASSOCIATES/Architectsに改組。1996年日本建築学会賞受賞。京都工芸繊維大学工芸学部造形工学科教授。国際的に共感を得る建築空間の魅力として住宅作品が連想されがちだが、今回は大西洋に浮かぶ大規模なコンドミニアム計画を提示する。
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日本/團 紀彦
だん のりひこ
1956年神奈川県生まれ。1982年東京大学大学院修士課程修了。1984年エール大学大学院建築学部修了。1986年團・青島建築設計事務所設立。?1994年團紀彦建築設計事務所に名称変更。
都市への関心を基底にすえながら、自然や地形とともにある彼の建物への高い評価は、昨今の環境への関心の隆盛のはるか以前から一貫するものである。
<作品>
日本/高橋寛&高橋晶子/ワークステーション

たかはし ひろし・あきこ
高橋寛:1953年東京都生まれ。1978年東京工業大学修士課程修了。高橋晶子:1958年静岡県生まれ。1980年京都大学卒業。1986年東京工業大学博士課程中退。
1988年にワークステーションを設立し、高知県立坂本龍馬記念館により鮮烈なデビューを飾った。本展では、ふたつの集合住宅計画を通じて居住形式の可能態を提言する。
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